IT革命が叫ばれて久しい昨今、情報交換スピードの加速化やトレンド変遷の高速化に伴い、モノづくりの現場でも多品種少量生産は日を追うごとに増加傾向にあります。 金属製品においても、従来であれば金型を起こしてプレス機械で大量生産という形であったものが、ロット当たりの生産数の減少により高額な金型費用の回収が見込めず、工法の転換が求められるケースが多くなっています。 このような工法転換における提案のひとつとして、私たちの得意とするレーザー加工は大きな可能性を秘めています。
私たちがレーザー加工をお客様へお勧めする際、レーザー加工を単なる従来の工法の代替案や置き換えとして示すことはしていません。 レーザー加工を採用することで得られる品質改善、コスト削減、納期短縮のメリットをセットにしたご提案を心がけています。言い換えれば、これらが担保できないようであれば、レーザー加工への転換はご提示できない、とも言えます。 単なる置き換えではなく、従来からの改善を伴ったご提案、ここではその一例をご紹介します。