テーラードブランクとは、異なる種類の鋼板をつなぎ合わせて一つの形状を作ることを言います。特徴として、一つの製品の中で特性を部分的に変化させることができます。このような特徴から、箇所によって異なる強度や耐久性が要求される自動車ボディの加工法として知られています。
弊社ではこのテーラードブランク工法の発想をもとに、もともとひとつのブランク加工であった製品を、複数のパーツにわけて後で溶接するという加工法の提案も行っています。これにより、一定の材料からとれる製品の数が増加し、歩留りが大きく改善するので、特に高価な材料の場合は大きなコストダウンにつながります。
もちろん、本来のテーラードブランク工法のように部分的に異なる材質を使用することで、部分的に製品特性を変えることも可能です。また、レーザ加工により切断端面の精度が増すことにより、他部品との溶接や組立においても優位性を担保できます。